ティハール


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気がついたらもう2週間前なんですが・・・、ネパールで最も大きなお祭りのひとつ、ティハールが行われました。



これは光の祭りとも呼ばれ、ライトアップされた街はとてもきれいです。しかし、ネパールの人にとって最も重要なのは、最終日のバイティカ。直訳すれば「弟にティカ*をする」なのですが、「姉が弟」に限らず、「女性が男性の兄弟(いとこ、はとこその他も含む)」にティカをする日。ですから、親戚の家を訪問して、みんなが集まって、ということで、とても楽しみにしています。

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*額につける色の粉ですが、ヒンドゥー教徒が宗教行為を行う際に神の祝福を願って付けられます。





バイティカはダサインのティカと並んで重要な日。このティカをしない、してもらわないというのは、ネパール人的にはかなりまずい。そこで、普段親戚づきあいを全くしないガイジン嫁の私ですが、しかたなくカトマンドゥ市内に住む主人の兄の家へ。

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会場の屋上へ行ってみると、男性軍はすでにお約束の賭けトランプ中。見る限りでは、ポイントあたりの賭け金は安そうです。


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これは神様へのお供え(たぶん)。左から黄色は巨大レモン、黄緑はボゴティといわれるはっさくのような柑橘類、ココナッツ。これらはティハールの時のみ使われます。シーズンだから、かもしれませんが。文化的宗教的背景は訊かないで。


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ではまず年長者から、ということで、ティカが始まりました。ティカを付けてあげている左の女性は、主人のお兄さんの奥さんのお母さん。ティカをされているのは、その弟夫妻だったかなぁ(たぶん)。

主人のお兄さんはローカルレストランを経営していて、実は結構成功している人。そして、そこのごはんはかなりおいしい。そのため、親戚や村の人などがカトマンドゥに来ると大抵お兄さんのところに滞在するようです。もちろんみんなの人柄もあるのでしょうが。ですから、お兄さんのところを訪れても、誰が誰かなんて、いつも半分くらいしかわかりません。とりあえずナマステ言っておこ、くらいのもんで。


次は私たちの番。
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ティカをもらう人が既婚者の場合、奥さんも同じようにティカをもらいます。ですから、私が撮れた写真はこれ。ティカもしてもらった後に出されるもので、ナッツ類のギウ(ギイ)炒め、シェルと呼ばれるドーナツのようなもの、フルーツ。このプレートが出される前にヨーグルトも渡されます。普通これらはお持ち帰りします。




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気がついたらもう昼過ぎ。「食べにおいで~」と呼ばれて行くと、こういうもの。
混沌としてますが(笑)、ヤギの肉、野菜、いずれもカレー煮、じゃがいもときゅうりのアチャール(和え物)。ゴマ風味でおいしい。ナッツをしこたま食べた後ですが、スパイシーなものがまたおいしい。

しかし、これを食べて1時間も経たないうちに、「ごはん食べてないのはあんただけよ~」とまたしても呼ばれました。「さっき食べたけど?」と言うと「あれはご飯じゃないでしょっ!?」と一喝されてしまいました。そうでした。米の飯食わんとめしじゃない!という人たちでした。さすがに「いや、もうちょっと後で・・・」と辞退させていただきましたが。みんなどっちも立て続けに食べたんだろうけど。


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そうこうするうちに、お兄さんの娘たちが出張ティカから戻ってきたので今度は息子の番。



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まず、水をかけながら周りを3周します。



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次にマスタードオイルで3周。植物の葉(何かは聞かないで)にオイルをつけて、地面につけながら歩きます。



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オイルを頭と耳にも。




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花びらとどんぐりなどを頭の上からふりかけて。




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ティカをつけます。このバイティカは普通のティカと違い、縦長の多色使い。黄色をベースにいろいろな色を重ねていきます。



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姉妹二人で共同作業中。




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ティカをつけてもらった後に、花飾りとご馳走のプレートをもらいます。これはお礼のお金を渡しているところ。服やアクセサリーを渡すこともあります。本来ならば、ナマステしながら、もしくは女性の足に額をつけながら渡すのですが、息子にできるはずもなく省略。




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秋の日が暮れるのは早い。さっきまで暑くて日差しがまぶしかったのに、気がついたらもう寒い。部屋に戻って、私はちゃんと先述の「ごはん」を食べました(おかわり付)。
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by noz-tr | 2007-11-28 14:50
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