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依存体質

ネパールに住む外国人はよく、「ネパール人は依存体質だ」といいます。自分で何にもしない、と。


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貧しいことに端を発して何かに困っているネパール人に対して手をさしのべる。食事を食べさせてやったり、お金をあげたり。こっちは「このピンチをこれで乗り越えれば、そこから先は自分でやっていくだろう」と勝手に思い込んで、気前よく何かをあたえるのだけれど、そのピンチは延々と続いて彼らは一向に自ら危機に立ち向かおうとしない。ように見える。






昨日、日本語教師をしている知人が急にスピーチをしなければならなくなったので手伝って!と電話をしてきました。カトマンズで原爆の写真展が開催されるので、そのオープニングセレモニーのスピーチ(もちろん日本語)だそうで。

この写真展は広島出身の友人も手伝っていて、確かネパールの日本語教師協会が主催かなにかって言ってたはず。そういえば明日かあさってから始まったなあ、と思いながら今日の午前中にちょっと見てあげるよ~、と答えました。




今朝、「じゃあ10時半から11時くらいまで」ということでオフィスにやってきた彼。今日帰国するお客さんが出発前に話でもしようと私を訪ねてきてくれていたので、「え?今日の4時からなの?じゃあ、ちゃちゃっと5分くらいでやっちゃおう!」と校正をするつもりの私に、じゃ、おねがいしますといいながら白紙を出しやがった!




「あんた日本語の先生のくせに、しかも先生の協会の代表なのに、何にもしてないってどういうことよ!恥ずかしくないの!?これってあたしに失礼でしょ?!そもそも、あんたのスピーチなんであたしが書かなきゃいけないのよっ!?」



と、お客さんがいなかったらどなりたおしてました。だって、ホントに腹たったんだもん。


お客さんの前で怒るのもまずいので、「やりません。とりあえず自分が言いたいことを書きなさい。言い回しは私が直してあげるから」と極めて冷静に言ったと思うんだけど、けっこうムカついてたからあんまり覚えてないなぁ。上のセリフの半分くらいは言ってしまったかも。


日本語を何年も(おそらく10年以上)勉強して、日本にも行ったことがあって、日本人相手にガイドの仕事もしているあんたでこれかよ、ってね。まったく。




そんなこんなで「短くていいそうです。2~3分のスピーチで」を30秒のスピーチにして(こんなヤツでは2~3分の内容をひねりだせん)お帰りいただきましたが、やっぱり1時間あったお客さんの方がそれより先に帰っていかれました(涙)。





でも、コイツも日本人と多くかかわって、しかも日本の宗教の信徒だから、日本人からいろいろ助けられてきたんだろうなぁ。きっと必要以上に。



うちの息子はまだ子供なので、私から見れば「2年生ならそのくらい自分でしろーっ」ということを周囲のネパール人はは先回りしてやってくれている。


子供はかわいい。だから、「あれして~、これして~」を何でもはいはいとしてしまうネパール人。


だから無償で「何かをしてあげる」ことが当たり前のネパール人。


でも、無償で「何かをしてもらう」ことも当たり前のネパール人。





さて、うちの息子はどういう大人になるんでしょうか。「何かをしてあげる」ことを厭わない大人にはなってほしいんだけど。
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by noz-tr | 2010-08-05 22:05