買い物三昧~2

カトマンズは今マンゴーの最盛期です。
ジューシーで甘いマンゴーが1kg100円足らずで買えるという幸せ。「ネパールに住んでてよかった!!」と心の底から思える短い時期です。


なので、自転車でマンゴーを売り歩いているのを見かけると、すかさず「好きな種類のマンゴーか」「ふっかけてこなさそうな人か」を見極め、交渉に挑みます。果物屋はぼったくる人が多いため真剣勝負なのです。







さっきもちょっと外出したときにマンゴー売りに遭遇。しかも、私の好きな種類だったので、よーし!とはやる気持ちを隠して、知らん顔しながら通りかかる。買う気があるところ見せたらつけ込まれますからね。


と、案の定向こうから声をかけてきた。ここはガイジンの利点、いい商売になると思って声をかけてくる売り子が殆どです。でも、そこでにこりともせず無愛想にネパール語で「いくら?」と尋ねる。


「90(キロ90ルピー)」





ちょっと高いこと言ってきましたね。まだ時間も早いし、たくさん積んでるから強気。
ついこの間、夜帰ろうとしているベンダーがわずかに残ったマンゴーを、最初っから「60でいいよ」とお疲れの声で言ってたことを思い出すと、落とし所は70ルピーあたりかな。



でも、90でちょっと高めなので、「いいわ」と立ち去ろうとすると、「じゃ、いくらなの」とちゃんと引き止めてくれる。振り返って「60」と言うと、向こうも手招きしつつ、マンゴーを入れる袋を用意しながら「80」。




80じゃ買わないよ~。とまた背中を向けると、「いらっしゃい」とまだ手招きし続ける。戻って「60でしょ?」と覗き込むと、目を落としながら「他の人にもみんな70だし・・・」。っていうことは、さっきの90はどういうことよ?




「じゃあいい」と再度踵を返すと、「いいよいいよ、こっち来て」と苦笑いするおじさん。

「60だよね?」

「60でいいよ・・・」

やった!じゃ、2キロ買っちゃおう!


自転車の果物売りは、上からぶら下げるタイプの天秤量りで量るのですが、2キロはたいてい一度に量れます。このおじさんも1キロの大きな分銅を片方の皿に乗せ、もう一つは石を乗せおった!

「これ1キロの石ね~」

と笑うおじさん。く~、落とし穴はこれかぁ。
でも、そこをつっこんでも、分銅に細工してるとか、天秤に細工してるという話も聞くし、もういいや。そんなに大きく違わないだろうし。



大体の量を入れて、天秤を持ちあげて計量。ここで最終の調整をするのですが(1キロなら1キロちょうどになるようにする)、この天秤の持ち上げ方で誤魔化すのも常套手段。
やはり、まだ天秤が大きく揺れてるのに、「マンゴー側が大きく下がった」ポイントで追加で乗せようとしたマンゴーを止めたから、すかさず私も待った!

「ちゃんと量ってよ~」とやり直しさせて、マンゴーが一個追加。あぶないあぶない。






マンゴーの入った袋を持ってみると、まあ大体2kgくらいかな、という感触。自宅の近くだったので置きに行こうとすると、学校帰りの息子に会いました。


「やった~、マンゴーいっぱい買ったね。どのくらい」

「2kg」

「2kgあるかなあ?」

ええ~、アンタにそんなことが分かるのか?

「じゃ、家帰ったら量ってみようか」

と、量ってみたら。




「1750??って、これ何?」

「1750グラムって、やっぱりマンゴー2個くらい足りなかったね」

「1000グラムが1キロってこと?」

ちょっと待ったっ!グラムとキログラムの換算はとっくに学校で習ってるでしょ!?
マンゴーが少なかったことより、キミのその発言の方がショックだわ。




その場は息子の数学力のなさに打ちのめされ、しばらく経ってからよく考えてみたのですが、
最後の一個のマンゴーを追加してなければ1.5kgくらいしかなかったということ。私が払ったのは60ルピー×2kgで120ルピー、でも120÷1.5kg=80で、おじさんの言い値通りとなってたわけです。

うーん、負けだわ~。
ついでにおじさんの爪のアカでも息子にもらっておこうかな。
[PR]
by noz-tr | 2013-06-21 18:28
<< ダルバートは嫌いということにし... 休日の徒然 >>